新潟県に住むなら雪との付き合いはやはり避けられません。
せっかく一生に一度の家づくり、デザインや間取りは希望通りに完成させたのに「雪の処理が大変だ」とか「暖房をガンガン焚かないといけなくて光熱費がかかる」なんてことで悩む人も、実はかなり多いんです。
具体的な家づくりプランに移る前に、対策をよく知っておきたいですよね。
そこで今回は、新潟の雪国で新築時に私が気を付けたことと、寒さに強いハウスメーカーをご紹介いたします。
【2021】新潟の雪国で新築時に私が気を付けたこと!寒さに強いハウスメーカーも紹介!
屋根の雪下ろし 不要論
雪国に住んでいる人であれば雪下ろしの大変さはよくご存知ですね。
重いスノーダンプを使って終わりが見えない作業ですし、かなり恐ろしい話ですが、やや年齢が高い方が一人で雪下ろしをしていて事故…というのもよく聞きます。
しかし最近は落雪式住宅や耐雪式住宅、融雪式住宅など、雪下ろしをしなくてよくなる構造の住宅が急増しているんです!
雪国の住宅のノウハウといえば屋根の勾配が大きい家というイメージがありますが、設備次第でかなり自由な家づくりができるんです。
落雪式住宅は雪下ろし不要!土地や周囲環境に注意
屋根の傾きを急にすることで自然に屋根から雪が落ちる落雪式住宅です。
雪が積もると「ザーッ」と傾きに従って落ちていくので危険な雪下ろしが不要、さらに重さで建物が傷みづらいです。
ただし、近隣住宅との距離が近い、植栽や道路がある向きに落雪すると重大なトラブルにつながるので、雪解けの時期まで雪を放置できる十分なスペースが不可欠です。
無落雪住宅は近隣トラブルの防止にも!ただし費用が高め
画像右の屋根には突起のようなものがついています。
スノーダクト式・勾配屋根式などの無落雪屋根は、真っ平らなものや中心に向けて窪んだ形、ゆるやかな勾配に雪留め(突起)を設置したものを指します。
屋根の上に積もった雪はそのまま電気を使用した融雪機能や日光で融かし、屋根の中心の雨樋を伝って処理します。
隣の家との距離が近い、土地にあまり余裕が無いなどのケースで採用するスタイルです。
雪があまりに多い地域だと家自体に大きな負担がかかるので、通常の住宅以上の補強が必要だったり、そもそも採用できないこともあります。
また、融雪機能に電気を使用する場合は光熱費がかかります。
車と雪の共存、憧れのインナーガレージも実用性◎
意外とストレスが溜まりがちな「車の置き場所」問題
お仕事や買い物、その他どこに行くにも車の出番は言わずとも多いです。
1メートル積もった重たい雪をわざわざ1時間早く起きて片付ける…なんて生活、新居ではしたくないですよね。
車庫の他に、屋根があるカーポートを設置する家が多いですが、スペースと20万以上の費用が必要です。
さらに前述した勾配屋根との位置関係を調節しないと、落雪で破損します。
条件によっては、直置きやカーポートよりインナーガレージの方がずっとコスパが良いかもしれません。
インナーガレージは雪国の味方!
画像の住宅は実際にディテールホームで建てた施工例です。
「確かにインナーガレージは憧れるけど、高いイメージがある…」
「特に車好きってわけでもないから言うほど必要性を感じないんだよな…」
そんな人もいます。
しかし、車が趣味です!という方はもちろん、冬の朝、車に積もった雪や凍り付いたフロントガラスをバサバサガリガリ処理する小さなストレスの解放が期待できます。
毎日のストレスを解消してくれる断熱性能
各社推しすぎて軽視されがちな高気密・高断熱
「高気密・高断熱住宅 」はハウスメーカーのパンフレットにも必ずと言って良いほど書いてる文面ですね。
もはやサイトやパンフレットでどこの会社もおススメしすぎて軽く流してしまいそうですが、雪国暮らしでもっとも重要な要素です。
数値を用いた明確な基準で家選びを
家の中が寒いと心身の不調の原因になりますし、冷暖房が効きにくい住宅は光熱費がかさんで住宅の支払以上に大きな負担になってしまいます。
「なんか詳しく書いてるけど、どれがいいか選ぶ自信が無いな…」という人は、UA値やC値という部分を注意してみてみましょう。
ただし、「いくつなら優れている」という基準は現在ないので、各社のパンフレットで比較してより数値が低い住宅を作成した実績のあるハウスメーカーに相談してみましょう。
雪国に強い家を作れるハウスメーカーは?
ノウハウがあるのはディテールホームなど地域密着型の企業!
さて、雪国での家づくりのノウハウがあるのはやはり地元に根付いて事業をしてきたハウスメーカーしかないです。
新潟県全域で事業を展開しているディテールホームは、70年以上地域に根付いている建築会社から派生した注文住宅のハウスメーカーです。
ディテールホームは全ての商品が注文住宅なので、間取りや内装をはじめ、屋根や外壁などを専門の信頼できるスタッフさんとじっくり相談しながら作ることができます。
公式サイトの建築事例を見ると、いろいろな形の屋根やインナーガレージの例を見ることができます。
3つのプランのうち「lotus(ロータス)」は「北海道の省エネ基準を超える高気密・高断熱住宅」を銘打っており、エアコン1台で家全体が快適に過ごせる温度調節ができたり、高性能の断熱材を使用し気密性・断熱性に特化した雪国にピッタリのプランです。
【企業情報】
【県央・中越エリア】
ディテールホーム県央 三条市須頃1-24 ℡0120-466-799
ディテールホーム長岡 長岡市喜多町386 コパスプラザ 1F ℡0120-701-163
ディテールホーム柏崎 柏崎市日吉町9-8 三佐和ビル104 ℡ 0120-701-163
【新潟市エリア】
ディテールホーム新潟南長潟 新潟市中央区南長潟12-15 ℡0120-773-121
ディテールホーム新潟神道寺 新潟市中央区神道寺南2丁目4-6 ℡ 0120-773-121
【本社】
坂井建設株式会社 長岡市栃尾町丙455-3・Tel 0258-52-5279・Fax 0258-52-5297
まとめ
今回は、新潟の雪国で新築時に私が気を付けたことと、寒さに強いハウスメーカーをご紹介しました。
- 屋根の雪下ろしは意図的に落雪させたり融雪したりすることで不要にできる
- 車の雪よけにインナーガレージは超!有効
- 断熱性能は暮らしの気温の小さなストレスを取り除いてくれる
雪や寒さは本来その土地ならではの個性で、尊重すべきものです。
うまく共存して、毎日を穏やかな気持ちで暮らしたいですね。